Panel

01 樹脂パネルの選定
装置カバーに使用するパネルには4種類の樹脂パネルが想定されます。
・PET(ポリエチレンテレフタレート)
・PC(ポリカーボネート)
・PVC(塩化ビニル)
・PMMA(アクリル)

02 主流は塩ビからPET樹脂
日本国では燃焼時に塩化水素などを発生することを理由に塩ビからPET樹脂に切り替えが進み、一般的な機械装置において、PET樹脂が最も使用されるパネルとなっています。PET樹脂以外では主に下記の要望があるときに、適合性が高くなります
・PC(ポリカーボネート):耐熱性や防爆性能が必要な場合
・PMMA(アクリル):ガラスのような透明性が必要な場合
・PVC(塩化ビニル):耐薬品性や接着性が必要は場合

03 高性能パネル
大手パネル製造企業からは、様々な目的に対応した高機能を付帯させたパネルを供給されています。表面硬度を高くしたハードコート処理や帯電防止を目的とした制電パネルなど、目的に応じて加工された樹脂パネルは高い性能が期待できます。一方で汎用品と比較してかなり高額になることから、目的に応じた使用を考えなくてなりません。